【音楽ビデオを掘り出します!】第8回の今日は…
『PVやMVやライブ映像といった音楽映像は、音楽あってのものなのです』、ということで。
今回は、まず! 以下の楽曲を「聞いて」ください。
これらの曲たち、
故・音楽プロデューサー、佐久間正英さんがプロデュースを手がけた楽曲たちです。
佐久間さんの最後のアルバムとなった、
「SAKUMA DROPS」
(佐久間さんのプロデュース曲を集めたコンピレーションアルバム)
に入っている楽曲、その収録順に従って、YouTubeで探して発見された映像
(PVとかに限らないし、オリジナルの音源とも限りません)
に、リンクを貼ってみました。
筆者は、佐久間さんの最晩年、お付き合いをする機会に恵まれ
(佐久間さんの名前は、もちろん知っていまして…お会いする前の話で一番印象に残っているのは、前回このブログで名前が出てきた、KEN…元ZiKILLのギタリスト…が、GLAYってめっちゃくちゃいい!って言っていて、そのプロデューサーが佐久間正英さんだ、と、聞いたことでした)、
お亡くなりになる直前まで、佐久間さんの仕事を映像に収めていました。
音楽映像のことを書いているブログですから、音楽のことを書くのも当たり前ですが、音楽映像というのは、
「音楽より先に、存在はしない」
ので、やはり、「音楽自体」のことを考えてしまうのです。
ところで、どうでしょう?
ごらんいただいた(というかお聞きいただいた)楽曲たちは。
佐久間正英さんという「プロデューサー」としての立場の人、その「個性」とかいったものは、そこには現れていない感じがします。
でも、どのアーティストの方々も、佐久間さんへとても強いリスペクトを持っている、と言われています。
一方、佐久間さんはおそらくご自身の興味のおもむくまま、引き受けたアーティストを様々な形で「ゴールへ導いて」いたようです。
手前味噌な話ですが、「音楽映像、MV、PV」を作る側も、本来は佐久間さんのように「作る側の個性」を出さないように、でも結果、アーティストのプラスになるように、でもまた一方で、自然と「映像を作る側の個性」が滲んでくるような、そんな風になるのが理想だと、筆者は考えています。
いろんな「音楽映像」がありますが、その背後には「作っている人」がいる、ということ、そして、その「作っている人」が「考えていること」があるんだろうなー、と、見ている人も考えてくれる、
そんなふうになってくれたらいいな、と、思う次第です。
おっと、心の叫びになってしまいました…。
佐久間さんの最後の作品の映像が、これです。
これは、必見です。
では、また次回。
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