第17回の今日…
Jean Paul Gaultier "How To Do That" (1989) です!
あった!見つけた!という感じで、紹介してしまいます!
80年代終わり…日本は、バブルで沸いていた時代、のものですね。89年は昭和天皇が亡くなった年でもあります。
Bobby Brown "My Prerogative"…のちにBritney Spearsがカバーしました。
Paula Abdul ”Straight Up"…アメリカン・アイドルの審査員で復活した。
Janet Jackson "Miss You Much" … Jimmy Jam & Terry Lewis プロデュースの大ヒットアルバムから。
Debbie Gibson "Lost In Your Eyes" … アイドルっぽい存在ながら、作詞作曲を愛用の YAMAHA DX7(このシンセが、また時代っぽい)で作っていた、才能豊かなシンガーソングライター。
…らが、ヒットしてました。
その時代背景で、ゴルチエはこんなアートなビデオを見せてくれていました。
上記のビルボードのヒット曲のビデオを見直してみると…
コントラストの強い白バックのダンスシーンとか、モノクロの映像、スモークのなかのダンス、ドラマ仕立て、みたいな、定番の作りがやはり多い時代でした。
そんななか、この"How To Do That"は、異色ですね。
背景の「グレイ」の色味、この感じを出そうと、苦心してやってみた記憶がよみがえります…でも、なぜかそんな風にならない…。
人物の「白さ」やコントラストも、なかなかこうはならない。
いまでも、むしろ逆にこんな雰囲気の映像ってできない気もするし。
チープな感じが、アートに転ぶ、という、一番憧れのパターンです。
オリジナリティとは、なんだ? という問いかけに、明確に答えている、音楽ビデオの一つであると、思っています。
彼のクリエーション、ここから6年後の2023年に再評価!ですね。
次も、もっと面白いビデオを紹介します!
では、See Yur Music!
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