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ワンカットの音楽ビデオで、口パクでないもの、ってあるのかな?
というテーマで書き出しましたが、このブログの「第6回」
第6回 MVの名作を知ろう!これ知ってる?かなりいいです! 〜 " Heaven " by CHARA〜 - 音楽と映像の紹介所。キャンプサイト映像セレクション。
で紹介した内容と重なりつつ、追加的な内容で。
ワンカットに対するこだわりが半端ないわたくしですが。
今回は、
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Little Glee Monster「好きだ。」のMV!
から、まいります! なぜなら、ただのワンカットではなかった!から。
ナベプロの「最強歌少女オーディション」から始まったグループ。「ソニー損保」や「ROUND 1」のCFで、一般的には知られてきてますね。
いわば、その「ブレイク前」の時期に出た曲でしょうか。
まずは、見てみてください!
歌詞を「色んな手法で見せつつ」…これは、実際に現場に来て色んな配置をしてみないと、準備できないことなので(音源と、カメラが実際に移動することができるスピード、アーティストの表現…)、大変だっただろうなーと想像しつつ、な視点は、このブログを読んでいただいている人にはもう備わっておられることでしょう。
彼女たちが、家の中を歌いながらどんどん移動していく、
おっと…!ラジカセを止めると、なんと途中から「生歌」に!
カメラの移動とワンカットであることが相まって、なんともライブ感のあるMVに!(ライブ感のあるMVっていうのが、変な言い方ではありますが、そういうMVが最も理想的な魅力的なMVであろうと、思います!)
…もしかしたら、さらにどこかからは、「あらかじめライブ風に録音した音源」を再生しながら「口パク」で演じている、可能性も、感じます。でもそれもかなり計算された演出で、すごくいいと思います!
彼女たちの「歌のうまさ」という「最大のアピールポイントがあますところなく表現されていますから。
これこそが、まさに「MV」ですよねー!
では、おなじみの(笑)関連動画。
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口パクと生歌・生音の組み合わせの音楽ビデオ!
元「毛皮のマリーズ」のボーカリストが作ったバンド「ドレスコーズ」のMV。
(Dir. 川村ケンスケ)
これも、Little Glee Monster「好きだ。」と同様、途中から「生演奏」になるものです。
これは、きちんと録音できる体制を整えて、音のバランスも後ほど作業して、最後にあえて「その場でカメラのマイクで録れちゃった」的な音質に加工して、仕上げたものです。
当然、頭からお尻までワンカット!
次は、ちょっと昔(90年代)のNine Inch NailsのMV。
プレイバックと、生歌と、現場の音の組み合わせ。当時こういう音楽ビデオがなかったので、その音楽性と相まってかなりの衝撃を、音楽映像界に与えました。
(当ブログ第6回第6回 MVの名作を知ろう!これ知ってる?かなりいいです! 〜 " Heaven " by CHARA〜 - 音楽と映像の紹介所。キャンプサイト映像セレクション。で紹介済み)
次は、In 197666 のビデオ。
(Dir. 川村ケンスケ)
楽器パートごとに現場音を録り、それごと使って映像を編集していきました。演奏音が、現場でも流れていて、映像に出ているパートの楽器以外の音を流して、その場で音として収録しています。
わかりづらいけど、この手法も他にないものであろうと。
(ミシェル・ゴンドリーが、その作品集DVDのメニュー画面で、じぶんが叩くドラムの映像を、現場音ごと編集していたものがありました)
そして、ワンカットではないのですが…
(Dir. 川村ケンスケ)
これは、現場で彼女の声を生録り。バックトラックとミックスして仕上げたもの。彼女の歌のうまさを伝える企画として、作り上げました。手前にみえる「もこもこ」が、マイクです。周辺の「環境音」も生かそうと、このような録り方にしました。
というわけで、こういうものもあるのですね!という内容でした!
では、See Your Music!
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