みなさま、年末押し迫ってまいりました。いかがお過ごしでしょうか?
聞きたくなる曲、見たくなるビデオを考えていたら、ついつい…。
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誰も真似できなかった音楽ビデオ!
このビデオ、動きという意味での演出効果も面白いのですが、何よりも「色味という意味でのトーン」がかっこいい、と思います。
専門的に言えば、
画面/画像の「明るさ」という「要素」の中で、「中間部」と申しまして「明るいところ、でも、暗いところでもない」、真ん中くらいの「明るさ」のあたりが、「ややブルー」がかっている、それが「冷えた温度感」を表現していて、その「クールさ」が「Virtual Insanity」という曲の歌詞やテーマと絶妙にリンクしている。
And now every mother,can choose the color
Of her child
That's not nature's way
(全ての母親が、産みたい子供の肌の色を選べる…自然が定めたルールじゃないだろ)
…遺伝子を操作して、赤ん坊のクオリティを変えていく「デザイナーズ・ベイビー」が現実のものとなって行こうとしている今、
Jamiroquaiの世界観が、現実のものとして迫ってくる。
それが、この「Virtual Insanity」の音が持つ
★クールなシャッフル感。
★デッドな音空間(このころ、意外にリバーブ感強い音が多かった気がするのです。デジロックも一世風靡していたし。あ、デジロックはデッドだっだか)
★そういう意味では、サンプルループでもなかったこと。
★ドラムとベースが前に出ている。
ことと、マッチしてるのか、違和感なのか、よくわからないが、その微妙な着地が心地よく。
Earth,Wind & Fireのジャケが長岡秀星だったりすることの「絶妙なSF感というか未来感」が、ファンクの伝統として無意識に蘇ってきたのかしらん、とかも思ったり。
あ、今更ですが、床は動いてなくて、壁が動いています。
(間違って「床を動かしたMVを作った日本のアーティストがいたような気がしますが)
そして、なにより!
僕の大好きな「ワンカット」感!もしくはカメラ視点が一定!
そこからの…
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Suchmos「STAY TUNE」はかっこいいね!
で、今だと何かといえば、
ですが。
やはり、映像的にJamiroquaiくらい「エンタメ」なのは、いやなのかね。
冷めているのが、今風なのかもしれませんね。
比べることではありませんが…失礼。
ああ、振り切れたらもっとよかったのに!
…失礼。
だって、かっこいい音でクールに決められたら、入り込む隙がないじゃないですか!
…失礼。
または、
サウンドのタイトさに、ビデオがついていけてない気がしてしようがないのです…。僕だけか?そう思うのは。
…失礼。
とにかく、音はいい!
…これは、いいよね。
Jamiroquaiって、あんなおちゃらけムードでありながら、歌詞とかが相当「シニカル」で「文学的」だと思うのよ。それでいて、ファンク!というとこがいいわけで。で、映像/パフォーマンス的には「ちょっといかれている」という、そのかっこよさに、しびれた気がするのです。
Suchmosの今後に、大期待です!
さて、年内のこりわずかですが、ぜひぜひ、Let's See Your Music!
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