昨日、テレビ東京系ドラマ「銀と金」が、Amazon Prime Video 先行配信で「先行終了」(!)しました…
…1ヶ月くらい前の、このブログのエントリーにて取り上げた、注目のテレビドラマでしたが、この「銀と金」、はたして「テレビ」の「ドラマ」、と言っていいのか…。
「銀と金」、制作は大映テレビ…!大映テレビといえば…「ザ・ガードマン」!(古!)
モノクロがいい!(っていうか、テレビがモノクロでした、全部)
そして…
のちの「高校聖夫婦(伊藤麻衣子…現・いとうまい子…と、鶴見辰吾)」に繋がる、秘密結婚モノというジャンル…というか、奥様は魔女、が元ネタか!?、な、「おくさまは18歳」…
…このオープ二ング曲のムード、まんま、バート・バカラック…!
時代やねー。
あと、大映テレビといえば忘れちゃならない、「赤い」シリーズから、「赤い迷路」。このオープニングには、映像制作者は注目!
赤いシリーズのひとつめ。小学生だった映像大好きkkは、「子供は寝なさい!」と言って寝かせられていたので、ごく稀にしか見るチャンスなく…
ただ、この「赤い迷路」の「オープニング映像」が、今思えば「ソール・バス」で…
(2ヶ月前の、当ブログのエントリーです)
下の、GREAT 3 の「CALIGULA」の音楽ビデオを作るとき、
「やっぱ、ソール・バスとかさあ」ってカッコつけて言ってたのですが、
実は頭になったのは、この「赤い迷路」でした…。
その「CALIGULA」。
うーん、われながら(笑)、いいビデオ。バースのみなさん、ニックさん、お世話になりました(感謝)。
あとは、「スチュワーデス物語」「不良少女と呼ばれて」「スクール☆ウォーズ」(ダンス☆マン、の表記の元ネタか?、あ、つのだ☆ひろ、か…)、今は、この「銀と金」や「下剋上受験」(TBS)と、テレビ史に燦然と(さ〜んぜん と!)と光り輝く(小松政夫さん 風 で!)作品群です!
あ、なお、この「さ〜んぜん と!」は…
…この映像の「前口上」で、小松政夫さんが必ず言うセリフ!「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」(1977年 今の日テレ系)より。そのセリフは、入ってないなあ。
ところで、
この映像の0:26くらいのアングル、すごくないですか?テレビ番組でこのアングルを使っていたのは、今も昔もないと思う。
…それこそ、この映像の0:11くらい…
…のアングルの衝撃に近いのですが、わたくしたち日本人は、70年代のテレビのバラエティ番組のワンシーンで、この衝撃を体験済みだったのですね(感慨深し)。
…すいません、ハナシ逸れました。
大映テレビの素晴らしさを、ついつい説いてしまいました。
「銀と金」、ですが、制作大映テレビで、製作著作テレビ東京。スポンサーがなかった気が…。これってすでに、テレビのものづくりの「枠」を壊してますね!テレビでの放送日に、「次回のエピソード」をAmazon Primeで公開したりとか。
すごい時代だ。
テレビが時代の後追い、と言われて久しいが、すでに後追いどころか、周回遅れ(だって、「銀と金」では「一周、あ、一週、か」遅れ!ですもんね)。
それを「選んで、作戦として実行する」というテレ東のしたたかさには、舌をまきますが、もちろん!
そんな時代の中、ネットで見るコンテンツの代表、Netflixから、注目の情報!
永井豪の名作「デビルマン」が、いよいよ「原作に近い形で」映像化!とのこと。
某所の解説では、このトレーラー映像が、「原作の持つ『禍々しさ(原文のまま)…まがまがしさ、と読みますね」を表現している、とありましたので期待!して見たところ、まあ、ちっともまがまがしくはない映像ですが。
アニメでこそ、表現できると思われる、原作の「今やアートのレベルとも言える描画」がどう再現されるのか?
そこが見所です!
日本のアニメは「抽象的な表現」に弱いからなー。宮崎駿さんの影響が、このことに関しては裏目に出ているのかも。
いわゆる「僕なら、この名作を、こう作る!」という類のもの、から、どれくらい飛躍するのかな。
この時代の「ヒーローもの」にどっぷり影響を受けた、40代後半から50代前半のクリエイター、そしてもちろんその後のクリエイターたちも陥りがちな、「ワナ」…
「原作を、時代の変化や表現技術の発達、にのっかって、密度の高い、リアリティ度合いの高い表現で、映像化する」
ということ…
例えば、
ウルトラセブンという名作を、ウルトラセブンは出さず、ウルトラ警備隊の視点から見直す、リアリティ度合いの高いオリジナルビデオ作品、みたいな。
楽なんだよね、そういうふうに発想すること。
いまの時代の「スター・ウォーズ」が、「スター・ウォーズ」マニアの手で、世界観を守りつつ、新たな要素を「付け加える」形で、作られていること、その「面白さ」と、その「容易さへ惹きつけられる『魔力』」に負けているかも、と、思わせるものになりつつあること、みたいな。
ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」は、「スター・ウォーズ」マニアのジョージ・ルーカスが作ったわけではないですもんね。
むしろ、黒澤明、だったわけで。
もっというと、「映画」マニアが作った、映画、だったわけで。
これはもしかしたら、
「僕らのルーツっすか?やっぱ、ミスチルっすね」
…と、言ってのけてしまい、決して、
「僕らのルーツっすか?やっぱ、ビートルズもしくはストーンズっすね」
…とは、言わないバンドで満たされている日本の音楽シーン、
ということの「相似形」か!?
おっと。
オリジナルのウルトラセブンは、今見ると非常に幼稚な映像で描かれているのですが、それゆえ「脚本や設定のオリジナリティが際立ってきている」というふうに見直していくべきで、それゆえ、そのリメイクには相当の「検討」が必要とされると考えます。
極端にいえば、今の技術で、全く同じものをブラッシュアップする、ということが、まずはやるべきことだったりしないかなー、と妄想。
この「Devilman crybaby」も、「飛躍するか、忠実か」が、作品の成否のポイントになろうかとおもいます。
一方、同じNetflixで、デヴィッド・フィンチャーが作る「クライムもの」も、情報公開されていました!
これは、何かのオマージュやリメイクではないらしく。
トレイラーからして、ぐっとくるなあ。ロールシャッハをモチーフにするところも。
最後のセリフ、
" How do we get ahead of crazy, if we don't know how the crazy thinks "
(狂ったやつの考え方をわからずに、どうやって奴らの先回りができる?)
(狂ったやつらの先回りをするには、われわれも狂ってないとだめだ)
ということで、
あー、ミイラ取りがミイラ、的な、
名作「セブン」的な、「ゴーン・ガール」もそんな要素が、的な。
「問題の解決のためには、問題の内部に『入って行って』問題となっているものと一体化する」という、自己言及に近い「矛盾」状態を、どう描くのか!
とても興味深い作品になりそうです。
全然、See Your Music!ではないブログになったので、お詫びに、ボーナス・トラックです。
銀羊堂さんがとりあげてらっしゃった…
PENGUIN RESEARCHの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、です!
僕の大好きな「リップシンク・演説系」です!
これに関しては、また次の機会に書こうかな、と。
では!
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