3/15のこのブログで紹介した、Suede(スウェード)の伝説のライブビデオ、これ、ホントにおすすめの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、ですが。1日飛んで、前々回に続き、この映像について、そのライブ撮影編集にとっての意義、とか、今や忘れられた撮影技術のこととか、書きたいと思います…。
こんな人たちです。
1990年初頭、ロンドンに行ったら、この「ビジュアル」だらけだったような記憶があります。HMVの店頭とか(当然、まだCDショップが音楽の重要な販売拠点だった時代のことです!)
しつこいですが、この「LOVE & POISON」、それまでの「音楽のライブビデオ」の常識を壊して、新たな領域に連れて行った、画期的な作品だと、思います!
では、また、リンク貼ります(笑)!
16:30くらいのギターソロの音像も、結構すごいよね。ぐにゃぐにゃぐるぐるで(この表現で伝わるかな)。
16:00くらいから、映像が「ストップモーション」「フリーズフレーム」になったり、もしくは、完全に止まり切らないまま、時間が「ふっと」飛んでしまうようなつながりがあったりしますが。
もう、これにやられたわけです、当時の音楽ビデオ作り手たちは(笑)!
16:48くらいの「引き絵」が、わかりやすいかな?そのことが。
これは、このライブが「フィルム」で撮られているためで(!)、撮影しているその場(ライブなのに、これをやっていることがすでにすごいのですが)で、フィルムのカメラを「回したり、止めたり」(つまり、ビデオでいうと、録画ボタンをオンしたりオフしたり、ということなのですが)すことで、この「時間が『ふっと』飛ぶ」ような素材が撮れているのです。
いまの4K/8Kのカメラでいくら画質が上がっても、この(いわば)エフェクト的な撮り方は、できないのです…!
フィルムの「回すボタン(つまり、止めるボタンも一緒ですが)」を押すと、フィルムが止まる時は、アナログなので、モーターがスピードを落としていき、すなわち「1秒あたりの撮影コマ数が『減る』=再生時は映像のスピードが上がって『早送り』みたいになる」のです。その際、カメラの「絞り」は変わらないので、1コマあたりの「露光時間」が「長くなり」、よって、正確な「絞り」の映像より「明るく」撮れる、と。
だから、「ふわっと」映像のスピードが上がって、その間は映像が「白く『とぶ』」ということになるわけです。
これは、アナログならでは!
2000年一桁台中盤までは、よくよく見ると、この撮影エフェクトが結構使われています。
デジタル世代の映像制作者は、きっと知らないことだろうなー。
だから、いわゆる「白がピカ!」っていう短いコマを入れる、という編集技法があるんだよー!っと。
さあ、次回は28:50くらいからの部分を(って、まだやるんかい!)。実は、次の曲が、ライブにあるまじき撮影と編集なのです!
予習しましょう(ウソ)!
では、今日のボーナス・トラック。
GLIM SPANKYの新作の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオですね!
きっと、彼女たち、いそがしかったんすね(涙)。
では、See Your Music!
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