エマージェンザ・ジャパンという、
「世界最大の、インディーズ・ミュージシャンのコンテスト!」
をご存知でしょうか?
このブログを見返してみても、
ブログ開設すぐのころから、かなりの回数、この「エマージェンザ」について書いてまいりました。
つい先日は、TAKUYA…
…元 ジュディ・アンド・マリー
(という肩書き?を、本人が好むかどうかはともかく)
で、
ギタリストであり、コンポーザーであり、プロデューサーであり、ポケモンGoを愛する(笑)クリエイター、である…
この人が、以下の記事…
…で、
誤解を恐れずに言えば「物議」を醸したことは、記憶に新しいところです!
このことは、今回のブログの「主要な話題」なので、ちょっと最後の方までおいておいて…
エマージェンザ・ジャパンとは…
★参加資格は「unsigned(メジャー・レーベルと契約がない)」
★メンバーの誰かが「楽器」を演奏する(DJ系もあり)
だけです。
この「unsigned(メジャー・レーベルと契約がない)」というのが、ミソであり、「誤解」を生む「元凶(!)」でもあったりする、のですが…。
大会は、予選〜準決勝通じて…
★ライブハウスにきたお客さんの「挙手数」の多いアーティストが勝ち抜けていく
決勝は、
★上記「挙手数」の多かった「上位6組」を、審査員が審査して、優勝アーティストを始めとする「各賞」を決める
ことになっていて、
これは、世界34の開催国、全てで共通のルールになっています。
バンドは、
エマージェンザから渡される「(世界共通の)ライブ・チケット」を「売って、集客」。
そうして自分たちが会場に呼んだ「オーディエンス」が、自分たちの演奏に挙手する!ということで、挙手数を獲得して、勝ち上がっていくわけです。
(なお「チケット」は、売り上げ枚数に応じていわゆる「バック(バンド側の収入になる取り分)」が発生する仕組みになっています)
つまりは、
オーディエンスを集めれば、勝ちあがれる!
という、非常にシンプルなルール!
そこに含まれる「不確定要素」は…
会場に集まったオーディエンスは、
「何回でも『挙手』が可能」
というもの、です。
自分たちが呼んだオーディエンスが、ライバルにあたるバンドに挙手する、ということもあり得るし、
どのバンドの応援でもない人が、「いい!と思ったアーティストに挙手!」ということもある、
つまり、
「オーディエンス」を集める、
さらに自分たちの応援者以外の「オーディエンス」を巻き込む「パワー」がある、
そんなインディーズ・アーティストが、優勝する!
…ので、
エマージェンザ・ジャパン、としては、この「オーディエンスの審美眼」を信頼するという「審査スタイル」を最大の特徴、そして、システム的な「自信」、にしているわけなのです。
各国の優勝者は、
8月に行われている、ドイツはタウバタールというところで行なわれるフェスティバル、
「タウバタール・フェスティバル」
のサブステージ(5,000〜10,000人規模のステージ)で行なわれる、
「世界決勝大会」…
(2014-2015シーズンで、世界一になった日本代表 Ninja Beatsのステージ)
(その、ドイツで世界一を獲得するドキュメンタリー映像!)
…そして、世界決勝で優勝すると…
こんな感じの、メイン・ステージ…30,000人規模…
で、演奏です!
そして、2週間のヨーロッパ・ライブ・ツアーが、副賞!です。
今年の、エマージェンザ・ジャパン、日本大会決勝!
昨日 7/8(日)、東京・渋谷 TSUTAYA O-EASTで、
今シーズンの予選→準決勝を勝ち抜いた 13組のインディーズ・アーティストが、日本代表を勝ち取るためのライブを繰り広げました。
観客数は、O-EAST満員の1,500人!
(熱い!これは、昨年の審査結果発表後の模様)
やっと、コンテストの状況説明が終わり…(汗)
話がもどって…
大阪でも、このエマージェンザ・ジャパンは開催されており、
大阪の決勝で優勝したバンド1組が、昨日の東京の決勝にやってきて、東京大会を勝ち抜いたアーティストと、熱い戦いを繰り広げます。
その大阪からは、
JUNIOR BREATH(ジュニア・ブレス)…
(大阪決勝大会。なんば御園ユニバースという、とっても個性的な「ハコ」で行なわれました)
…が、やってきて。
最終的には、
札幌から単身乗り込んできたアーティスト、
SNARE COVER(スネア・カバー)との、1位2位を争う状況となりました。
いずれも、東京ベースの活動ではないアーティスト。他の決勝旬出アーティストは東京近郊からやってきていることを考えると、先ほどのルール…「自分が集めてきたオーディエンス数」では絶対的に「不利」な状況。
…審査はほんとうに僅差!で、
今年の エマージェンザ・ジャパン 日本決勝大会では、
札幌から来た SNARE COVERが、優勝!
となりました。
おめでとうございます!
ドイツで、ぶちかましてきてください!
2015年、世界一の栄冠を勝ち取った「Ninja Beats」
https://www.facebook.com/ninjabeats.jpn/
…に続いて、インディーズ・アーティスト世界一の称号を獲得してきてください!
(昨年2016年は、韓国のメロコア系バンドが世界一でした…)
さてさて、このエマージェンザ・ジャパンの参加資格の一つである、
「unsigned(メジャー・レーベルと未契約)」!
このルールに照らして、
上記、TAKUYAさんが、自らのバンド「the Cloud Collectors」を率いて、参戦してきました。
で、決勝直前、Yahoo!のニュースで、「エマージェンザ参加に対してのインタビュー」にTAKUYAさんが答えた、その記事がある種「物議」を醸したわけですが。
詳しくは、再度ですが、この記事を。
いわゆる、炎上したわけですね。
わたくしの関係の近い人からも、叱責を受けまして(涙)。
これら、
そもそもの原因は、
「unsigned(メジャー・レーベルと未契約)」
が、
Yahoo!記事上では
(そして、たいがいの場合、エマージェンザの解釈のされかたとして)
「アマチュア・ミュージシャン」の世界レベルコンテスト、
…と、紹介されること、ではないかな、と。
えっと…
「unsigned(メジャー・レーベルと未契約)」
と、
「アマチュア・ミュージシャン」
…って、違うのでは?
と、わたくし思っております。
スポーツの世界…
…Yahoo!の記事への書き込みの中に「プロのボクサーがアマチュアのリングには上がらんだろう」というのがあったので、まあ、それを引き合い、で
…では、
「アマチュア」=「その競技に出て、そこからお金を取らない」
(だから、日本では謎の「実業団」みたいなものがありますよね。あと、スポンサー収入とか、その収入は本人にではなく家族のほうの会社に入るのだろうなあ、とか)
で、
「プロ」=「競技で、そして、勝敗で決まる賞金、が、収入」
っていうことなのであろうと、想像しておりますが。
そういう意味では、
バンド活動・アーティスト活動をしている人は、すでに
「ライブハウスやイベントの出演で、お金を得ている」
ので、その時点で、
「プロ」
なわけですね、スポーツ界の定義で言えば。
としたら、
上記、「ボクサー」の話で言えば、
おそらくこのエマージェンザに出てくる人、もしくは、アーティスト活動をやっている人は、おそらくほぼほぼ「プロ」でしょう?
…ということは、このエマージェンザは、
「プロ同士」の戦いなわけです(詭弁かもしれませんが、ボクサーの話も、そういう意味では詭弁でしょうね)
だからこそ、エマージェンザは、その出場基準を…
「unsigned(メジャー・レーベルと契約がない)」
にしているのだと、考えます。
だから、プロだからアマチュアだから、っていう議論は、エマージェンザにとっては意味がないわけで(誤解覚悟で書いてます)、
その中に、
TAKUYAさんが出てきて、勝負を挑む、というのは、
だからこそ、まったく理にかなったことで。
(決勝での結果は、挙手が足りずに、敗退でしたが…これが、エマージェンザの勝ち抜けシステムの中のすごいところで…)
(でも、ベストギタリストとかのプレイヤー的各賞は、審査員一致でTAKUYA and the Cloud Colletorsが独占!これは、純粋に「プレイのレベル」ですから)
まあ、
もしかしたらTAKUYAさん独特の
「シニカルな…それがわたくしは大好きですが…ミュージシャンはそうあるべきだ!と思うので」口調や理論、
…が、もしかしたら、物議を醸す部分はあるかもしれない。
でも、そこを考えに入れても、
TAKUYAさんの「挑戦」は、ほんとうにほんとうに意味があることで。
なぜなら、
「unsigned(メジャー・レーベルと契約がない)」
で活動している、
まあ簡単に一般常識上の言葉で言う
「元メジャー・アーティスト」
(…を、元「プロ」と、普通には思うのでしょうね。実際はメジャーになる前から、「プロ」なのですが)
が、このエマージェンザにどんどん出てきて、レベルを押し上げる!
そのことが、
ひいては、
この閉塞した「音楽シーン」に風穴を穿ける一撃!になっていくのだろう、と、
心から思うからです。
そういう偉大な「挑戦」を実は、TAKUYAさんが行った、というのが、この件の「根幹」なのです!
と、強調したいです!
昨日の決勝で、
★参加したアーティスト
★オーディエンス
双方、ともに…
「プロ」(まあ簡単に言えば、ですが…)
の「出す音」と、「曲のレベル」、「アレンジ」のレベル、に、驚いたはずで。
(もしそうでないなら、それはそれで、音楽業界は、いろんな意味で、もっともっと音楽の未来を考えるべきで)
その「ハイレベルな要素」が、まさにいままでの「エマージェンザ・ジャパン」に完全に欠けていた「要素」なのでした。
やっぱり、
「すごいかっこいい、力強い音」…それは、機材選びから、その機材選び自体にかける情熱、
そこに向けて、全ての時間を費やす、
考え続ける、
いろんな音楽を聴く、
いろんな人に刺激を受け続ける、
とにかく、戦う、
そういうことを、TAKUYAさんの姿勢や音から「読み取る」こと、
それが、ほんとうに大事なことで。
そう思わせてくれた、TAKUYAさんに、わたくしはほんとうに感謝!です。
なお、Yahoo!記事の書き込みに、
「お金をたくさん持ってるんだから、自前でドイツ行って、ライブやったりアーティスト契約したりしてきたらいい」「アマチュアのチャンスを『一枠』取り上げてしまうのはどうかと思う」
みたいな書き込みがありましたが、
「お金もってること」
(TAKUYAさんがお金をもってるかどうかは知りませんし、もってたとしてもそれがどの程度の額か、なんてことにも、まったく興味はありませんが)
と、
上記「挑戦」するスピリットは、まったく関係ないと思うし、
(だいたい、そういうコメントって下品やなあ)
そして、
「アマチュアのチャンス」という意味では、全員、上記のように「アマチュア」ではないので、その意見は的外れ
(…ここに関しては、エマージェンザ主催者側が「unsignedを周知徹底できていないこと」に問題があると思いますが)
だと、強調したいと思います。
ああー長かった。
すいません。やや毒吐いて。
でも、音楽(日本の)業界の未来を憂いての、
See Your Music!
でした!
ね、どうでしょう、サンレコさん…
(サンレコ最新刊)
BRUTUSさん…
(BRUTUS最新刊)
ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)
…こういう風に、いろんな「観点」から音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!かつては、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【おすすめ音楽ビデオ!】を書いています。声は小林克也さんをイメージしてますが…。
続いて、
告知!
わたくし…
あらたなインターネット放送・メディアに、参加しております。
その名も、「1000人TV」!!!
まもなく、ホームページも公開!
様々な企画がてんこ盛りのHPになる予定。
1000人TVは、現在、上記オフィシャルYouTubeアカウントにて、先行で映像を配信中です。
毎日YouTube Liveにて生番組も放送中。
生放送の一部を「アーカイブ」にて公開もしています。たとえば…
360度映像での、アーカイブです。ChromeやYouTubeアプリなど、360度映像再生可能な環境では、スタジオの様子がぐるり見渡せます。
他にも、
…などの「1000人TVオリジナル映像」が、都内 街頭ビジョンでの「放送」とシンクロして、ここでも公開中!
そして、
「バースデイ・イヴ・ミュージック」と称して、24時間休みなく、日本の音楽界の礎を築いたアーティストやシンガーの楽曲を、その曲を愛するミュージシャンやタレントがカバーしている放送も実施中。
一度ぜひごらんください!
なお、
わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、
いろんな種類の映像を作る仕事をしております。
音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。
お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。
そして、
こちらでも、映像にまつわるブログ、書いてます。
『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)
ここでは、映像大好きkk以外に、イケてる大人たちがイケてる記事をどんどんアップしています。
ぜひどうぞ!
>>>>>>>>>>>
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
映像大好きkkが在籍している、「キャンプサイト」は、
インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。
YouTube : kampsitejp https://www.youtube.com/?gl=JP
Facebookも。 https://www.facebook.com/kampsite.co.jp/
ホームページはこちら。http://www.kampsite.jp
よろしくお願いいたします!
>>>>>>>>>>>
そして、本気の「ボーナス・トラック」は、こちら!