MV・音楽ビデオをおすすめ!ミュージックビデオセレクト by 川村ケンスケ

映像のプロが、年間 約300曲!の 洋・邦 音楽ビデオ / MV / PV / ミュージック・ビデオを紹介。 全て「おすすめ映像」です! ブックマークしてね。

第313回【おすすめ音楽ビデオ!】今日は「映像表現のいまむかし」をちょっと考えてみます。取り上げたMVはいずれも最高!(有名ではないけど)なので、何しろご覧いただき、ちょっと考えてみようかと!…な、毎日22:30更新のブログです。

今日は、最新でもなく、超有名でもない…でも、映像的に気になる、という…

 

【おすすめ音楽ビデオ!】の基本コンセプトともいうべき音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを何本か、あげたいと思います。

 

どんな人が作ったか?

ということではなく、映像をそのまま、受け取って、見てみましょう。

 

そして、「今の『音楽ビデオという映像表現に関して思ったこと』」を、つらつら書いてみる、

 

…な、毎日22:30更新のブログです。

 

 

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この、

Goldfrapp の「Everything Is Never Enough」に出会った時、

ふと思いました。 

www.youtube.com

 

 

昨日の記事にも関係あるのですが…

ksmvintro.hatenablog.com

…かつて、デジタルの撮影機材がここまで「身近でないころ」、この「Everything Is Never Enough」のような「画質」で、

 

90年代後半くらいまで、風景や人物を撮って、これくらいの「良いトーン」に仕上げる、のには、途方もないお金(フィルム…この場合、35ミリフィルム))と時間、そして卓越した技術、もちろん人力、が必要とされました。

 

そのころ、

これらの「超すごい技術と条件」が揃って、この映像を撮れてたら、

それだけでもうすごい!

という評価になったものでした。

 

 

当時は、映像表現の「粋(すい)」とは、

音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオにおいては、その作品がもしハイクオリティ映像であった場合は特に、

「内容ではなく、画質やトーン」の中にあった!

と、いう側面があったことは、その時代を過ごしたわたくしたちにとっては、否めない事実。

 

いつもいつも、高い画質・良いトーン、をめざしていたわけですから。

 

 

 

 

でも、時はくだって…

 

昨日の記事にように、¥100,000〜150,000のカメラで、SDカードを刺せば、4K画質の映像が誰でも取れるようになり、

 

わたくしたちがかつて追い求めた「映像の『粋』」は、すでに「粋」ではなくなってしまったようです。

 

そういう観点から、この「Everytihng Is Enough」を見ると…

たしかに!かっこいいし、アートなムード満載!

 

 

…なのですが。

 

 

高い画質、ナイス・トーン、等のコントロール方法がすでに「全員の手の中にある」、いま、

 

 

この作品の魅力は、おそらく作り手の意図に反して、低いものだと言わざるをえないのかな、と、思ってしまう。

 

もちろん、いい作品であることは変わりないのですが…。

 

いまは、映像には、その背後に「内容もしくは思想」がしっかり存在していないといけない!

 

でないと、「ただ綺麗なだけの映像」に、簡単に成り下がってしまう…

 

そんな危険をはらんでいるのだという思いを、新たにするわけなのです。

 

 

 

 

 

そういうことで、以下の映像…デジタルもしくは、ソフトウエアでできることを突き詰める感じ。

www.youtube.com

www.youtube.com

…見てみると、

 

かつては「大変であったこと」を、いまのテクノロジーで、自由自在に可能にしていく。

 

なぜそんなことをやるかというと、そこには「表現したい『思想』」があるのですね。

その面白さを感じます。

 

 

 

そして、

 

これなんかは「内容的な勝利!」(ちょっと、The Chemical  Brothersの「Let Forever Be」めいた雰囲気もなくはないですが…)

www.youtube.com

どうですか?

おもしろいよね。思想を感じられます。

 

 

…その、元ネタ?とも言える「Let Forever Be」は、多分「ビデオ撮影」だったと思うのですが。

つまりその時点で「(フィルムでの高画質表現みたいな)テクノロジーに頼らない」という宣言がなされていたのだと、思います。

 

 

 

ま、簡単に言えば、

 

★アイデア勝負!(この意味では、YouTuberがライバル!)

か、

★テクノロジー勝負!(8Kとかになったらどうすんだろう…おそろしい)

なのですね。

 

 

 

そこには「画質がいい!」とか「いいトーン」とかの観点は、もはやないのかもしれませんね。

 

 

 

 

映像は、いつもテクノロジーとともにある、と痛感した今日の、

 

See Your Music!

 

でした。

 

 

 

 

なお、このブログで紹介したMVや映像は、プレイリストになっています。

下のリンクがそれです。

www.youtube.com

最新回から第51回、全839本が観れます!

(そんなに見れないって…)

 

 

BRUTUSさん…

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 BRUTUS最新刊)

 

サンレコさん…

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サンレコ最新刊)

 

 

ベストヒットUSAさん…

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こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛

 

 

…こういう風に、いろんな「観点」から音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!かつては、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。

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そんな気分で、毎回この【おすすめ音楽ビデオ!】を書いています。

 

 

続いて、

告知!

 

わたくし…

あらたなインターネット放送・メディアに、参加しております。

その名も、「1000人TV」!!!

 

www.1000tv.jp

www.youtube.com

 

1000人TVは、現在、上記オフィシャルYouTubeアカウントにて、先行で映像を配信中です。

毎日YouTube Liveにて生番組も放送中。

生放送の一部を「アーカイブ」にて公開もしています。たとえば…

360度映像での、アーカイブです。ChromeYouTubeアプリなど、360度映像再生可能な環境では、スタジオの様子がぐるり見渡せます。

 

 

www.youtube.com

他にも、

 

www.youtube.com

…などの「1000人TVオリジナル映像」が、都内各地の街頭ビジョンでの「放送」とシンクロするものも含め、この1000人TVでも公開中!

 

 

そして、

「バースデイ・イヴ・ミュージック」と称して、24時間休みなく、日本の音楽界の礎を築いたアーティストやシンガーの楽曲を、その曲を愛するミュージシャンやタレントがカバーしている放送も実施中。

www.youtube.com

 

 

一度ぜひごらんください!

  

なお、

 

わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、

いろんな種類の映像を作る仕事をしております。

音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。

www.youtube.com

 

お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。

 

そして、

こちらでも、映像にまつわるブログ、書いてます。

『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

 

ここでは、映像大好きkk以外に、イケてる大人たちがイケてる記事をどんどんアップしています。

 

ぜひどうぞ!

 

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映像大好きkkが在籍している、「キャンプサイト」は、

インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。

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