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三島由紀夫さんの「生前の(当たり前か、死後の肉声はないもんね)肉声」が、見つかった、というか発見された、というニュース!
これから、ニュースを見るのですが…。
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三島由紀夫さんといえば、僕は「音楽」という小説が記憶に残っています。
小説の内容は、
…に譲ります。
三島さんの「抑制された文章」と、「豊饒」であるべき芸術としての「音楽」というもののイメージ、そして、取り上げられている「女性・性」の問題、が、なんとも(今風に言えば)「ミスマッチ」なムードが、不可思議な魅力をたたえている作品、にしては、読後感が決していいわけではないという、三島さんの生涯を映し出しているかのような小説を、いま、このテープの発見によって改めて注目してみようという試みが…
という、蓮見重彦先生
を模した文章を書きたくなるような、気持ちに、久々になったニュースでした…。
「死が肉体の内側にやってくる」という言い方、だれにとっても「経験ではなく概念」にならざるを得ない「死」が、
「経験と現実の塊」である「肉体」に入り込んでくる、という、凄まじい感覚。
ちょっと、鳥肌が立ちます。
音楽と関係ないか。
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音楽という言葉が入っている小説としては、ポール・オースターの「偶然の音楽」というのも、記憶に残る作品でした。
ポール・オースターといえば、
で、知られる作家。
特に「幽霊たち」
が、好きなのですが…「ミイラ取り」的な話で。音楽ビデオや映画ののテーマとして、とても好きな「結局、俺?」みたいな。
のセカンドアルバム「DEAD END」の中のバラード「A FACE IN THE CROWD(孤独な面影)」も、そんな感じです。
もしくは、チャック・パラニューク原作、デヴィッド・フィンチャー監督で映画化された「ファイト・クラブ」
も、そんなエンディングだったような。
そんなポール・オースターの「偶然の音楽」、音楽がキーではあるが、決して中心には据えられてはいません。
調べたら、白田晃さんの主演で、日本でも舞台化されているんですね。
なんでこんなに「音楽」がタイトルに入った小説にこだわったかというと…
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僕が監督した映画「記憶の音楽 Gb」を作るときに、「音楽」がタイトルに入ったものを読み漁ったのでした。
そのときに読んだ本で、いまもぼくの物作りに「色濃く」影響を落としているのが、
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「音を見る、音を聞く」という対談本…
https://www.amazon.co.jp/音を視る、時を聴く哲学講義-ちくま学芸文庫-大森-荘蔵/dp/4480090541
時間とはなにか、という疑問を、音から解き明かそうという、非常に知的な対談です。
というわけで、坂本龍一まで来たところで、やっと、音楽ビデオ。
YMO散会時のライブ映像より。
「音楽」という曲の「音楽ビデオ」です。
音を視る、時を聴く、からの…
See Your Music!
だったのでした。
白状します!
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