日本時間、今日の早い時間でしたが…
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ものものしい雰囲気のなか、いよいよ、トランプさんがトランプ大統領になりましたね。
就任式には、白人しかいなかった…オバマさんの時と違い…
という報道をちらっと聞きましたが…
マウント・ラシュモア…
アメリカ合衆国建国から、150年の歴史に名を残した4人の大統領の顔を、山肌・岩肌に彫ってある場所です。
この場所は…
音楽ビデオからの、映像のお話に無理矢理つなげるとしたら…
ヒッチコックの傑作映画、「北北西に進路をとれ」のラストのクライマックスで、出てきました、的な
(実際は、スタジオにセット!を組んだらしいですが)。
あ、言いたかったことは…
この「マウント・ラシュモア」に80年代の終わりに、実際に行ったのですが、
白人しか居ませんでした。
(アジア人は、全員中国人か?みたいな言われた方をしたり、白人の子供に、カンフーで戦いを挑まれたり、な、記憶もあります・笑)
そのことと、
今回のトランプ大統領の式典に、白人しかいなかったこと、が、わたくしのなかでは、符号していまして。
でも、そのはるか以前から、
「アメリカは、『自由の国』」だったし、
80年代後半のマウント・ラシュモアが白人だらけの観光地であったときも、「自由の国」でした。
「自由の国」という評価、とか、概念の位置が、時代のなかで「ずれていく」のですね、きっと。
例えて言うなら、
今の1ドル=115円とか、は、「円安なのか?「円高なのか?」ということ。
80年代後半は、120円とかだっかかなあ。
90年代に突入すると、それが、80円くらい。
そこからすると、先日…2011年は、76円とかの戦後最高値。
日本がバブルに浮かれていた80年代後半は、今より「円安」。
しかし、バブル直前の200円からしたら、「円高」。
いつも、「今とくらべて、『どちらに振れるか』」ということでしか、「安い高い
」が表現できない…つまり、相対的ということですが、
同様に「自由」というのも、かなり相対的なものなのだろうなあ、と。
だって、白人だらけでアメリカの建国の歴史を愛でて、
アジア人にはまあまあ差別的で(というか、理解がなくて)
それでも、「自由の国」だったのですから。
トランプ大統領がいい悪い、ということではなくて、
報道の「基準」が、いつも「相対的なもの」であるということを、報道の方々は、いつも意識させるような報道をしてほしいなあ、と、思ったのです。
などという、
当たり前のことを思った次第でして。
おっと、専門外のことを書いてしまいました。
まずもって書きたかったのは…
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トランプ大統領は、カルチャー・サイドから「愛される」(というか、気にされるような)「リーダー」になれるでしょうか?
そして、いま、我々カルチャー・サイドの人間は、表現者の先輩がやってきたような「表現や批評、意志の表明」を、できるのでしょうか?
かつては、音楽ビデオですら、以下のような「やり方」で、「『世界』を揶揄?」してきましたね。
(以前のブログでも、紹介しました)
そもそも、音楽そのものが、
「世界にむけて」思いを表明していた、そういう時代があったのですね。
「音楽」がそうであるならば、それに寄り添うべき存在である「音楽ビデオ」も、自然とそういう「方向性」を持ってしかるべきですね…。
ということで…
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「音楽」が、「世界」を歌うことが、今後あるのか?(特に日本)
そして、
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「音楽ビデオ」は、「世界」を語ることが、今後あるのか?(特に日本)
という課題が、頭をもたげてきます。
「彼女のこと、だけ、を思ったり」
「勇気が欲しかったり」
「チカラを与えたり」
「きみ、と、ぼく、しかいなかったり」
「拙い外国語でさけんだり」
…そういうこと以外の「言葉」を、耳にしたい。
ボブ・ディランさんの「ノーベル賞受賞」は、日本の音楽にとっては「皮肉以外のなにのものでもない」と、感じなくて済むような、
言葉を綴る音楽家の音楽。
それに対して、
「世界を語る」ような映像をぶつけていくような、そんな音楽ビデオ。
そんな音楽ビデオを作る、映像制作者、は現れるのでしょうか?
なにも、全員にマイケル・ムーアになれ!と主張しているわけではないのです。
ただ少しだけ、「自分の外側」にある「自分に一見関係ないようなこと」を、テーマにできたりしたら、素敵だな、と。
そして、
そういうすべてのことが、
今後、日本の音楽界や音楽ビデオ界に、起こりえるのでしょうか。
I want to hear the words for the real world.
ということが、書きたかったことでした…!
失礼!
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