デヴィッド・ボウイ関係のイベントがかなり行われておりますが…
DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展
大回顧展、と銘打って、ですね!
英語の文字に「回顧」とはないのですが…。
英語では、こういう展覧会を通常「retrospective」と言いまして
…retroが「さかのぼる」、spectが「見る」…
で、それが「回顧」という日本語になります。
今回わざわざ「DAVID BOWIE is」とあるくらいなので、「回顧」ではなく「現在」の存在なのだ、という意思を、英語からは感じます。
ので、まあ「デヴィッド・ボウイ、今」みたいな感じなのでしょう。
デヴィッド・ボウイといえば、僕なんかからすると、やはり…
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ヴィジュアルと音楽の融合! を図った、デヴィッド・ボウイ。その企みたる映像!を見てみることにする!
…ということになります。
たくさん音楽ビデオがあるわけで、そんな中から、
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デヴィッド・ボウイの音楽ビデオ、これは見ておこう!(音楽的観点をあえて除く)
な視点で、行ってみたいと思います。
まずは、
「Space Oddity」のMV。
…ごめん、いきなり「音楽的観点から」のセレクションです…。
まだまだ、音楽ビデオのメディアとしてのちからや地位が低めだった時代のものなので、映像的にみるべきところがあるかというと、やはりそうでもないのです…。
(あくまで、「映像的な意味」ですよ)
でも、曲の世界観、それ自体が「映像的、映画的」であることは、疑いようのない事実。よって、こういうシンプルな映像でも、成り立ってしまうのですね。
次は、ぐっと飛んで…(ほんと、飛ぶなあ)
「Modern Love」のMV。
ぼくなんかだと、デヴィッド・ボウイといえば、この「スタイル」という感じです。スーツの着こなしとか、シルエットとか。
…あ、これも、「映像的にどうか」と問われれば、まだまだあるレベルに到達していないのでしょうが…。
そして、そろそろ、いい感じになってきます…
「LovingThe Ailien」のMV。
今見ても、いいねえ、と思えるものが現れました!
舞台の雰囲気が、ヨーロッパなんですねえ。
そして、ついに!
「Blue Jean」のMV!
これぞ、デヴィッド・ボウイ!ともいうべき音楽ビデオですね!
顔や体が「キャンバス」となって、絵画的なトーンになっている、って、すごいよね。ありそうで、ないですよ。
やはり、もともとの顔の作りが西洋人でないと、むずかしいかも。
日本には、歌舞伎の化粧があって、それはやはり、日本人の顔に合った方法へと進化していたのでしょうね!
もしくは、いわゆる「ヴィジュアル系」もそうだし、聖飢魔IIもそうなのでしょうね!
そして、これ。
「Jump They Say」のMV。
いよいよ、「今の映像」に到達しました。
監督が、またもや(…)マーク・ロマネクさんです。誰を撮っても、こういう仕上がり。こういう構成にしてしまうところがいいのか悪いのか…。
でも、すごい映像監督です。
もちろん、デヴィッド・ボウイもすごくカッコよく撮れていて、
曲のタイトルからちゃんと「オチ」がひきずりだされています。
これぞ、音楽ビデオ!というようなしつらえですね!
以上、デヴィッド・ボウイの音楽ビデオに、映像というメディアの表現の変化を見てみようとしてみました。
結構、こういう風に見ることで、今の「音楽ビデオ」も捉え直せるのでは?と思います。
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映像制作を志す方々、ぜひ、いろんな映像をごらんくださいね!
では、そういうわけで、
Let's See Your Music!
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