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360°の映像、数あれど…いよいよ、アニメで、そして、360°/VR映像、アカデミー賞初のノミネート!
こんなニュースを発見!
映像を見てみました。
映像的には、特にこう!ということはないのですが…。
非常に不思議な感覚です。
こういうことがありだとすると、
実写の360°映像で、ショートドラマもありそう。
…なんだけど、
なんか「そういうのは、なさそう」な、気がしてしまうのです。
(僕が)(そして、僕だけではないであろう)
そういう感覚になる「理由」を、僕なりに考えてみました。
…ゴーグルを装着するような「VR映像」にも、共通した感じがあると思うのですが。
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★見ている側の「視点」が、見ている側の「自由」になる…そういう環境の「映像」というのが、そもそも、ビデオゲームであったこと。
が、重要なポイントではなかろうか?
ビデオゲーム/テレビゲームに近い感触の「映像」である「アニメ」
(この「パール」の場合、CGですが)、
だと、360°のあらゆる方向を、指先で自由に視点の方向を変える作業ととが、違和感なくマッチするのかなと。
視点を動かすことと、その空間で行われる「ストーリー」を追うこと、に、それほど矛盾を感じない。
簡単に言うと、
「映像の画質」と「映像を動かす作業」に、僕らがすでに「馴染みがある」というか。
そう思うと…
コントローラーで、自機を上下左右に動かす。
もちろん、手前の「内装」は動かず、「風景」(この場合、宇宙空間)が、上下左右に動く。
正面の窓外に、敵機や目指す基地等が、上下左右から現れる。
(というか、本当は、そちら方向に自機が動いているのですが)
そして、
これは、「ルート16」というチェイス系ゲーム。
自車は、画面の中央に「固定」。
で、ゲーム機のレバーを前後左右に動かすと、
「画面全体が前後左右に動く」ことで、自車が道を進んでいく。
この場合は、実は、視点も自車も動いていないという…。
余談ながら、
ぼくは、このゲームと…
安室奈美恵の音楽ビデオ「Golden Touch」の感覚が同じだなあ、と、思いました。
「ルート16」は、視点すら動いていないので、
プレイヤーの頭の中で「変換」が行われ、自車が動いているように見えてしまう、という…!
よくよく考えると、すごいデザインですね!
あの名作、パックマン…
…は、ルート16と逆に「自分」が動き回ります。
この画面に「寄って」、「自分」を固定すれば、ルート16と、同じデザインになりますね。
と、まあ、こんな風に、
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「視点」と「場所/空間」は、ゲームデザインの重要な「要素」であるわけですね。言い換えれば、「どういう視点を持つか」が、ゲームの性格を決めるのですね。
それくらい、プレイヤーも「視点」が「自分」であること、そして、その「自分」が「その空間に居ても違和感がない」こと、に慣れてきている、というか、そういう風に知らず知らず「教化」されている。
でも、「実写」の世界では、この「視点」はすなわち「カメラ」。
そのカメラが「視点」を「提示する」のが、「映画」というフォーマットです。
「視点」が、「だれか他の人間」…「カメラマンや監督」…のコントロールの下にある、ということが、一方、我々の「脳や感覚」に叩き込まれていることなはずで。
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つまり、「実写」の場合に、「視点が、絶対的に『見ている人、その人の視点』」である場合には、それはおそらく一般的には「のぞき」的な視点設定になるであろう。
…と、思ったのでした。
360°の「実写映像」を、いろいろ見てみると、やはり…
「ちょっと『のぞき』の要素」が多いことは、否めないなあ。
でなければ、
とか、が、「アクションカメラ」みたいなジャンルでの製品ポジショニングを持っているように、
エクストリームな環境で、エクストリームなことに挑戦している「人間」を撮影する、という、そういう映像、に、適しているのが、
360°の実写映像、ということになるかな。
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さて、360°映像、音楽ビデオではどうか?
こう考えてみました。
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音楽ビデオは、カメラの先に、「ユーザー」がいる、ということが比較的明白なので、その360°カメラの周りを、アーティストが取り囲んでいるようなシチュエーションでも、「のぞき」みたいな「ネガティブな要素や感覚」が入り込みにくい!
…と!
つまり、カメラの位置は、一歩間違えれば「のぞき」視点であるにもかかわらず、その「視点設定」が、「当然である」と強く「教化」されていることで、実写にもかかわらず、音楽ビデオでは、360°の映像の可能性が、広がっている、と思います。
以前も取り上げましたが、360°音楽ビデオの、現状の傑作!
(chrome か、 YouTubeアプリでごらんください!)
今回取り上げた「パール」が、そういう意味では、若干「ゲーム」的なフィールがどうしてもある、こと、
そして、
これが「実写」だったら、こんなふうにさらっと観れる作品になっていただろうか?
こういう考察が、
360°映像やVRが、実写に馴染むかどうか、
どうしたら、馴染ませられるか、
…という疑問に、回答をもたらすのかな、と、思ってやみません!
考えてたら、面白くなってきた!
あ、See Your Music!に、なってました?笑
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